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ダーツの持ち方 グリップのはなし

あるときマイケル・スミスのスローを背中側から撮影したスローイング映像を見ました。
見た瞬間、目に飛び込んで来たのはグリップでした。

マイケル・スミスのグリップ

なにこのグリップ! 指曲がりまくってるし、隙間があいてるし!!
そのグリップはまるでトランペットを吹いてるかのような握り方でした。
先日PDCアジアンツアー台湾の会場で世界チャンピオン 鈴木未来プロのグリップを撮影させてもらったときも似たグリップでした。

鈴木未来プロのグリップ

「トランペット吹いてるみたいって言われるの」ってご本人も言ってました w
指の隙間が広くなればなるほどエンペラーモードになるそうです。
「でも朝はまだ狭いんよねー」って w

そして極め付けはこのグリップ。
ギャリー・アンダーソンが来日したときにお願いして見せてもらったグリップです。
これ見た時は衝撃でしたね。
なんじゃこりゃ!って。

トランペットグリップと3点持ち

今回の話はトランペットグリップもそうなんですが、この記事を書こうと思ったきっかけは3点支点のグリップのことを書きたかったんです。
日本のプレイヤーの多くは親指と人差指でバレルを持つ2点持ちだと思います。

3本グリップとか4本グリップとか何本指でグリップするか言ってるのではありませんよ。
バレルをグリップするのに元になっている支点のことです。
上の写真が2点持ち。
これをベースに3本グリップだったり4本グリップだったりになるわけですね。

2点持ちからの4本グリップはこんな感じかな。
この2点持ち、国内では昔から基本とされていた節があります(なんとなくそうだった気がする)
しかも日本のプレイヤーの多くがバレルの後ろ寄りをグリップする後ろ持ちが一般的。
シャフトをグリップしてるっていう人も少なくないと思います。
もちろんそれがダメなわけじゃないです!!

こうやって後ろよりをグリップすることをヨーロッパでは、、

モンキーグリップ!!

って呼ぶらしい。
お察しのとおりアジア人(イエローモンキー)がやるグリップというバカにした呼び方です。
え?後ろ持ってるの??ダッサーーーー!!!って感じなんでしょうね。

これに比べてヨーロッパのスティールプレイヤーは前持ちが多い。
しかもバレルを3つの支点で支える3点持ちの選手が結構います。
支点が3つ、親指の位置が3点の真ん中にきます。

こんな感じですね、3点の支点でバレルを支えてます。
そしてさらに、、、

PDCプレイヤーのほとんどの選手がポイントに指をかけます。
実際に2017年プレイヤーズチャンピオンシップで128名の選手を確認しましたが、全員ポイントに指がかかってました(見逃してる人がいなければ、、)
ポイントに指をかける理由は、、実はいまだにわかりませぬ。
ほとんどの選手が前持ちな理由もイマイチわかりません。
ある程度の推測はできてるんですけどね。
なぜかヨーロッパのスティーラーたちはバレルの真ん中から前方寄りを支点にしてグリップしてる人が多いです。
前寄りをグリップしてバレルを引っ張るように投げる印象です。

グリップの形にも違いがあります。
日本人にはこうしてバレルに沿って指が並ぶようにグリップする人が多いと思います。
バレルに対して縦方向に指が向いてます。

ところがPDCプレイヤーに多く見られるのは縦方向でなくなれるに対して横方向(垂直)に掴むようなグリップ。
もちろん全員ではないですけどね。
それでも実際に会場で選手達を見るとこういうグリップが圧倒的に多い。
しかも指と指が開いていてまさにトランペット吹いてるみたいです。
どの指もしっかり曲がってるんですよね。

親指は反るタイプと内側に曲げるタイプに分かれます。
(写真の反るタイプはあまり反ってないですけど、、)
親指曲げるとか、日本だとセオリーに反するみたいなこという人いますけど、PDCプレイヤーにはたくさんいます。
えーーーー!!っていうぐらい親指曲がってます w

それと特徴的なことがもう1つ。
セットアップしたときに矢先がボードを向いてない人が多いです。
右利きなら矢先は左を向いてます。どそっぽです。
時計でいうと10時の方向っていうんですかね。
国内だとチップやポイントの先端をまっすぐボードに向けてる人が多いと思います。
正直、そんなことして肘、肩、手首は辛くないのかなって心配しちゃいます。
ヨーロッパのスティーラーたちは矢先を無理してボードに向けることはしません。
肘も開いてるひと多いし。

そして最後の違い。
それはヨーロッパの選手たちはテイクバックで必ずと言っていいほどグリップを握りこみます。
そして握りこんだときにバレルは床と水平かもしくは先端が下を向きます。

日本のダーツプレイヤーはテイクバックでは矢先が上を向いて、手も開いたままの人が多い印象です。
プロの試合を見てもみなさん矢先が上を向いていらっしゃる。
ところがヨーロッパではテイクバックで矢先が上を向く人はほとんどいません。
これは日本のダーツ技術と大きく違う点だと思います。
向こうの人たちはテイクバックではグリップを閉じます。
その方がカラダの作りとしては楽なんじゃないかと思います。

最後にヨーロッパスティーラーのグリップの特徴をまとめておきます。
・3点支点が多い
・バレルの前寄りを支点にグリップ
・横持ちで指が曲がっている(トランペット)
・ポイントに指をかける
・セットアップで矢の先端がボードを向いてない
・テイクバック時にグリップを閉じる
・親指は反るか内側に曲がってる人が多い

今回ご紹介したことが正解というわけではありません。
日本人もこうした方がいいって言ってるわけでもありません。
もちろんヨーロッパでもこれにあてはまらない選手はいくらでもいると思いますし、実際PDCでもたくさんいます。
ただ日本で多くみられるグリップとはかなり違いがあるので、今回ご紹介させてもらいました。
スティールダーツだからというところも大きな理由だと思います。
ソフトダーツとスティールダーツでは性能やポテンシャルがまったく違います。
なのでグリップや飛ばし方にも違いがあっておかしくありません。
あくまでみなさんのグリップ研究や技術向上の際に参考にしていただければと思っての投稿です。

最終的に言えることは「グリップは人それぞれ」ってことです w

この投稿内容を動画にしました。
ぜひこちらもあわせてお楽しみください。
https://youtu.be/wQ5R6WRGrzw

ではでは!

p.s.
この記事を書くきっかけをくれたSEIGO ASADAにスペシャルサンクス!

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