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ミラクルミクル ベスト4をかけた2回戦

初出場となるレイクサイドチャンピオンシップ(世界選手権)の1回戦で女王リサ・アシュトンを倒し世界を驚かせた鈴木未来。
昨晩は中5日での2回戦でした。
相手はBDOランキング7位 オランダのシャロン・プリンス。
おととし日本で開催されたWDFワールドカップにもオランダ代表で来日しており女子シングルスで準優勝している強者です。
油断できない相手にどう戦うのか?1回戦に続き注目の試合でした。

試合は序盤から両選手ともにかなりの緊張が感じられました。
もちろんこれに勝てばベスト4ということを考えれば当然のプレッシャーです。
しかもミクルはこれまでのBDOビッグトーナメントではベスト8の壁に阻まれてきました。
それを考えたらこの試合にかける思い、プレッシャーはかなりのものだったと思います。

表情も前回の試合のときと比べて冴えない印象。
体調が悪いのかなと最初は思いましたが、緊張がかなりあったんだと思います。
そして同じようにかなりプレッシャーを感じていたプリンス。
ミクル同様、ダーツにもキレがありません。

前回のリサ戦とは打って変わって左右のブレがかなり大きい。
20に入ってもすべてトリプルの下。
グルーピングがなかなかできない状況。
日本で中継を観ながら応援していた人たちも不安だったんじゃないでしょうか。
「がんばれミクル〜!」ってみんなが言ってたと思う。

結局最初のオープ二ングレグはなんと残り2点の1ダブルの打ち合いに。
プリンスは一体ダブルを何本外したんでしょうかね。
これね、メンタル来ますよ二人とも。
そして1ダブルをミクルが沈めてファーストレグを奪取。
このシーンがこのゲームの厳しさを物語っていたように思います。
両選手の想い、プレッシャー、期待、それがこの1ダブル合戦に集約されていました。

なんとかファーストレグを拾ったミクルでしたが、その後もなかなか調子はあがってきません。
両者お互いにプレッシャーがかかっているのがよくわかります。
チャンスだとわかっていても、焦りが出て集中できていない感じです。
でもこれ当然のことです、世界選手権の準々決勝です。
緊張しない人はいません。
勝ちたい気持ちとプレッシャーでどうしてもダーツがかみ合わないように見えました。

それでも我慢のダーツでなんとか後攻スタートだった1セット目をブレイクして先取。
運も味方している感じです。
とにかくセミファイナルまでは2セット先取というショートゲーム。
先に1セット取ることが勝利のためにはとても大事。
これでプリンスはミクルに王手をかけられさらにプレッシャーがかかることに。

調子があがらない、どうしても思うように入らない。
こういう時こそ、その選手の強さがでるときです。
どうやって立て直すのか、流れをもってくるのか、自分のリズムを作っていくのか。
それを見ているととても勉強になります。
トップ選手の調子いい時を見て学ぶより、こういう調子悪い時ほど試合で勝つためのヒントが隠されているものです。

ミクルはとにかくトリプルに入れることよりもまず縦のキープを大切にすることで、流れに乗ろうとしてたように思います。
狙うほど左右にずれるのでリズムを大切に縦のラインを重視。
結果、第2セット序盤から60点が増えてきました。
無理なことをせず、いま出来ることを確実にやる。
そうやってなんとか我慢のダーツをしていましたね。

途中、計算ミスをしたりとやはりイマイチのミクルでしたが、調子があがらないながらも相手にプレッシャーは与えていたように思います。
2セット目の後半からプリンスが少しずつターゲットに入るようになったあたりからミクルもT20が合ってきていましたね。
ターゲットを狙う目にも集中力が出てきたように見えました。
そして2セット目の第3レグ。
88点残りで1本目をS5に入れるも残り83点をT17-D16と見事に決めてレグを取り。
レグカウントを2−1にしてリーチ。
しかも次のレグは先攻。
さっきの上がりでだいぶ勢いにのった感がありましたが、案の定ここ一番で180点が飛び出し勝負を決めました。

今回の試合のマッチショットも前回同様10ダブルでした。
これを決めなきゃダメというダブルでしたが最後は気力で決めた感じでしたね。
自分自身に勝った!という素晴らしいゲームショットでした。

バチバチに打って勝つことも凄いですが、調子が悪い試合をどう拾うかというのは試合で強い選手になるために絶対に必要な能力であり運です。
こういう試合に勝てるようになるとホンモノなんじゃないでしょうか。
よく耐えたと思います。
運も味方してくれたと思います、今回はレイクサイドという大会がミクルに味方しているようですね。
試合後に魅せた笑顔をみてなんかホっとしました。
それにしてもこれまでどうしても越えられなかったベスト8の壁を見事突破。
BDOのトーナメントで初のベスト4進出です!
世界のトップ4ですよ!本当に素晴らしい!

試合後のインタビューではやはりあまり調子が良く無かったけど勝てて嬉しいということ、そして次はもっと良い内容のダーツを打ちたいということを言ってましたね。
もちろん今日のような内容だと準決勝は厳しいかもしれません。
でもそれを一番わかってるのは鈴木未来本人でしょうし、すでに次に向けて切り替えていることでしょう。

鈴木未来、セミファイナルの相手は今大会好調と見られていたファロン・シャーロックをストレートで倒したマリア・オブライエンです。
このおじさん、、いや失礼 おばさまダーツめっちゃ上手ですし、勢いがある。

ファロンとの試合のアベレージがなんと86.69も打ってます。
ひゃーー!やりますねぇぇ!
これは相手に不足なし。
もうベスト4入りしましたし、次は吹っ切って思い切り戦って欲しいですね。
次の準決勝はもう明日です、勝てば翌日決勝戦!
調整する時間はほとんどないので気持ちを上げてがんばってもらいたいです。
言うのは簡単だけど、次だってプレッシャー半端ないよなぁ。

試合の映像はこちらから視聴できます。
BDOレイクサイド2019 2回戦 鈴木未来 vs シャロン・プリンス
https://youtu.be/sdJB1wnM618?t=3288

調子悪いところをどうやって戦い、どのように凌ぐのか。
とくに2セット目の序盤のゲームコントロールと最後のギアが上がるところ。
そこに注目してぜひ見てみてください。
参考になることがたくさん詰まってると思います。

今日の勝ちは個人的には1回戦よりも拍手したい勝ちでした。
強くなきゃ引き寄せられない勝利です。
ベスト4進出おめでとうございます!
このままいい波乗ってちゃってください!
がんばれミラクルミクル!!

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