まえがき
2022年1月23日 日曜日 東京都大田区産業プラザPiO 小展示ホールにて全東京オーガニゼーション主催の「ATDOダーツトーナメント」が開催されます。
ATDOトーナメントはスティールダーツのトーナメントです。
FIDOダーツの影響もあり最近スティールダーツを始めたという人も多いかと思います。
そういった人たちにもスティールトーナメントというものがどんなものなのかわかりやすく解説した方がよいかと思いましたので今回記事にしてみました。
スティールトーナメントに出てみたい!という人たちの助けだったり背中を押すことに繋がれば幸いです。
※自分はATDOに所属する店舗オーナー、選手という立場で書いておりATDOの公式な記事ではありませんのであらかじめご了承ください
JDOについて
まずATDOトーナメントがどんな試合なのかというのを知ってもらうためにJDOという団体に関して説明しておきます。
JDO(JAPAN DARTS ORGANIZATION)は全国16都府県にDO支部を持つJDOというダーツ団体です。
埼玉、東京、神奈川、新潟、長野、愛知、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、広島、香川、愛媛、高知、大分 に支部団体があり各支部でリーグを行ったり年に一度主催トーナメントを開催しています。
JDOは例年であれば4月から翌年3月までを1シーズンとしこの16支部主催トーナメントの成績にポイントをつけポイントランキングを争う年間サーキットを行なっています。
上位選手にはJDOマスターズ出場権があったり、年間上位男子4名女子2名をJDO日本代表としてラスベガスのトーナメントに派遣しています。
またJDOでは年に一度各支部でのリーグチャンピオンを集めて真の日本一のリーグチームを決定するインターリーグも開催。高校野球でいうところのまさに甲子園です。
各DOを主催するトーナメントはJDO会員ではない一般の方も参加できます。
ただし一般はJDO会員より参加費がが少し高いのと、ポイントランキングのポイントは付与されません。
JDOでは2021年度においてはコロナ禍ということで年間サーキットの中止を発表しているため今年は年間ランキングはありません。
そして大会の開催も各DOに委ねており2021年は7月の大阪DOだけ開催されました。
このような状況下ではありますが、コロナ禍もだいぶ収束の方向に進んでおりJDOの東京支部であるATDOは年明け1月23日に大会を開催することになりました。
ATDOはJDOの東京支部でALL TOKYO DARTS ORGANIZATIONの略です。
よく東京のダーツ団体TDOがJDOの東京支部だと思われがちなのですがJDOの東京団体はATDO 全東京ダーツオーガニゼーションになります。
以上がJDOという団体の説明です。
トーナメントに参戦する上で知っていなければいけないということではないのですが、こういう年間サーキットが行われていることを知っていただけたらと思って説明させていただきました。
それでは次の項から1月の大会説明になります。
2022年1月23日開催 ATDOダーツトーナメント
それでは大会の説明をしていきましょう。
スティールダーツの試合の多くはダブルスとシングルス両方やります。
PDJなどのPDC代表を決める試合やJAPAN OPENなどのBIGイントはシングルスのみで予選ロビンがあったりしますが、あれは例外です。
ほとんどの試合がダブルスとシングルス両方に出ることになります。
試合のエントリーもダブルスペアと2名1組でエントリーするのが基本。
ペアがいない人はペア希望という形でエントリーすることでシングルエントリーした人たち同士でペアが組まれます。
ダブルスペアでエントリーした時点でシングルスにも自動的にエントリーされます。
JDOの試合はすべてフォーマットが同じです。
・ダブルス 501 Best Of 3Leg(2レグ先取)
これは全選手混同です、男子も女子も区別ありません
オープンインダブルアウト(ダブルインではありません)
負けたら終わりのシングルイリミネーション
・シングルス 501 Best Of 3Leg(2レグ先取)
男女別になります 男子決勝のみ3レグ先取になります
こちらも負けたら終わりのシングルイリミネーション
ゲームはすべて45ダーツリミットになります。
45ダーツで上がれなかった場合そのレグの勝敗はミドルで決めます。
基本的にはスティールの試合には予選ロビンはありません。
シングルスもダブルスも負けたら終わりです。
ソフトダーツの試合のようにレベル分けもありません、ガチンコです(そこがスティールのいいところ)もちろんPDJのようにシングルスのみで予選ロビンがある試合もあります。
試合当日はまず開会式後にダブルスから始まります。ダブルスは決勝の2チームが出揃うまで進行しますがある程度終わったところでシングルスがスタートします。
試合に負けたらそのボードに残って次の試合のスコアラーをする必要があります。
スコアラーという言葉が出たのでスコアーに関して説明しますね。
初めての人にはここがハードルになるのかもしれません。
電子パッドによるスコアシステムを使う試合も増えてきましたが、いまのところJDOの試合はすべて紙ベースのスコア表を使って試合を進行します。
なのでスコア記入ができることが試合に参加するうえでの必要条件となります。
まだ経験が浅く慣れていないなどは問題ありませんが、まったく書き方がわからないというのはNGです。
取り急ぎスコアの書き方の動画を作りましたのでまったくわからないという人はとりあえずこの動画を参考にしてみてください。
すぐに出来るようになるわけではありませんが、とりあえず記入の仕方はわかると思います。
電子Pad使用によるスコアシステムも採用されつつありますが、いまだ多くのスティールトーナメントではスコア用紙によるスコア付けで試合が行われています。
そのためトーナメントに出場するにはスコア用紙の記入は出来るようにしておく必要があります。
計算用の計算機は各テーブルに用意されていますし、補助としてスマホなどのスコアアプリを使うこともOKです。
スコアラーは慣れが大切です。経験すれば出来るようになるのであまり構えすぎないようにしてください。
参加される選手もスコアラーが不慣れな人をサポートしてあげるようお願いします。
ミドルに関して
先攻後攻はミドルで決めます(ソフトダーツではコークと言います)
1本ずつブルに投げ合って近い方が先攻を取るのですが、ちょっと細かく説明します。
国内のスティールトーナメントの場合PDC系の試合を除いてブルニアー方式になります。
ブルからの距離が近いほうが勝ちというルール。
PDC系ミドルルールではインナーブル、アウターブル、それ以外の3つの括りで判断しますが、一般的なスティールのミドルはブルを外れた場合はよりブルに近い方が勝ちというルールになります。ブルに入らなくてもブルに近い方が勝ち。
先に投げる人が投げたらダーツはそのままにして次の人が投げます。
ただし先投げの人が投げたダーツがインナーブル、もしくはアウターブルに入った場合だけ、次に投げる人はそのダーツを抜くことができます。
抜かなくてもいいし、抜いても良い、どちらでも構いません。
抜く場合は抜く前に刺さっている場所を相手に伝えてからダーツを抜いて相手に渡しましょう。
ブルから外れた場合で微妙に同じ距離で判断がつかない場合は計測などせずアゲイン(投げなおし)にしましょう。細かく計測するのは時間の無駄です。
一応、ミドルの結果による先攻後攻の判断はスコアラーがやりますが、結果が歴然としている場合は選手同士で「先攻もらいます」とか「先攻どうぞー!」など伝えあってそのままゲームスタートです。
ちなみにスティールダーツではアウターブル同士、インナーブル同士はアゲインです。
アゲイン(投げなおし)になった場合は刺さってるダーツを全て抜いて、順番を入れ替えて投げます。
ごくまれに順番を入れ替えない大会もあります(東京ダーツ選手権など)
投げたダーツが刺さらなかった場合は刺さるまで投げます。
もし後から投げた人のダーツで先に投げた人のダーツが落ちたりした場合は落ちたダーツの人だけ投げ直します。
これがスティールの一般的なミドルです。
スティールダーツの場合は試合前の先攻後攻を決めるミドルと45ダーツで上がれなかった時のミドルがありますがどちらのミドルも同じルールです。
ミドルを投げる順番は大会によって違いがあります。
があります。
じゃんけんで決める場合もあればJDO団体の試合ならスコアシートの左側に名前がある人がミドル先投げになります。
JSFDの試合などにはジャンケン後にミドルをせずにジャンケンの勝ち負けだけで先攻スタートする試合もあります(その場合はフルレッグになったら最終レグの前にミドルをやります)
最初にミドルをした場合はたとえフルレッグになってももうミドルはしません。そのままの投げ順で進めます。
以上がミドルのルールです。
さて試合の全体の話に戻りましょう。
ダブルスやって、シングルスやってという流れはお話しました。
それと各試合の決勝戦だけはコーラーつきの決勝ステージで行われます。
ダブルス決勝、女子シングルス決勝、男子シングルス決勝の順で行われます。
試合後は入賞者の表彰式があり、最後に閉会式をやって試合終了となります。
さてここからはエントリーに関してです。
今回はWEBからエントリーフォームに入力していただく方法になります。
JDO会員は通常の場合所属するDOでまとめてからのエントリーとなりますが、今回のATDOトーナメントはJDOサーキットではなく単発開催なのでJDO会員の方も個人でWEBからエントリーしてください
そしてエントリーはダブルスでエントリーします。
ペアとセットでエントリーです。
ペアがいない方はダブルスのパートナー抽選希望という形でエントリーします。
WEBフォームには未成年か否か。
未成年の場合、保護者の同意、そして試合当日の保護責任者の氏名入力が必要になります。
保護責任者は試合に出場する選手でも構いませんが、必ず未成年選手の保護監督を責任もっておこなっていただきます。
そして申し込み者とダブルスペアの2名それぞれの氏名を入力。
JDO会員か、一般かを入力(JDO会員の場合は所属DOの選択と会員番号の入力あり)
最後に申込者の連絡先を入力して完了となります。
これでペアの方のエントリーも完了となりますのでペアの方は別途エントリーする必要はありません。
なお、今大会は男子128名、女子32名限定のエントリーとなります。
(ペアエントリーの都合上、多少の前後あり)
エントリーフィーはJDO会員 6,000円、一般7,000円、中高生3,000円となっております。
参加する選手にはお弁当がついております。エントリー時に引換券をお渡しします。
11時ごろからお弁当の引き換えができる予定です。
感染症対策
今大会は感染症防止対策をしながらの開催となっております。
参加されます選手、関係者はご理解ご協力のほどよろしくお願いします。
なお、エントリー時に検温や体調チェックなどをさせていただきます。
体調不良や気分がすぐれない方、体温が37.5度以上の方は参加をお控えくださいますようお願いします。上記理由により当日または事前キャンセルされる場合は下記宛にメールしてください。
atdo@darts.tokyo
エントリーフォーム
https://forms.gle/Epb28rmMLnEeVkvj6
エントリーは1月5日12:00より上記URLのエントリーフォームにて受付開始となります。
男子128名、女子32名の先着順となりますのであらかじめご了承ください。
※ペアエントリーの関係で限定人数に多少の前後が出る可能性がございます
ドレスコードについて
スティールダーツの試合にはドレスコード(服装規程)があります。
JDO大会の場合は以下の通りとなっておりますのでご注意ください。
・襟付ユニフォームを着用すること。(襟付ポロシャツ等で代用可)
・原則として、ジーンズ・デニムやコーデュロイ素材でできたズボン・スカートや、
ジャ ージ・作業着は着用することはできない、プレスされたスラックスまたは、
タイトスカートが望ましい
※やむを得ない場合は事前に大会主催者の了承を得ることとする
・靴は革靴が望ましいが、スポーツシューズ・スニーカーの着用は認める
原則として踵のない靴(サンダル・ミュール等)は認めない
※やむを得ない場合は事前に大会主催者の了承を得ることとする
・宗教上の理由・医師の診断に基づく場合以外で帽子を着用することはできない
※その場合も事前に大会主催者の了承を得ることとする
JDOルールブック
ATDOはこのルールに則っておこなわれます。
参加される方は目を通しておいてください。
http://japan-darts.com/jdows/wp-content/uploads/JAPAN-DARTS-ORGANIZATIONS-RULE-BOOK.pdf
まとめ
・スティールの試合は誰でも出られます
・スコアをつけられることが必要になります
・負けたら審判(スコアラー)です
・ふたり一組でダブルスエントリーになりダブルスとシングルスの試合があります
・服装規定があります
・何かあったらすぐにコントロール(運営)へ
・計算が遅いとか、アレンジ分からないと、下手くそとかは出場資格に関係なし
・ダブルスもシングルスもレベル分けはありません
・ダブルスもシングルスも一度負けたら終わりです(ロビンなし)
もちろんシングルスのみの試合もあればロビンがある試合もあります
以上ざっとご説明いたしましたが、何かわからないことやご意見質問等ございましたら何なりと下記メールアドレスまでご連絡ください。
mail@dolliscafe.com
1月23日開催のATDOダーツトーナメントに関するお問い合わせはこちらまで
atdo@darts.tokyo
最後まで読んでいただきありがとうございました。
スティールダーツの試合に出てみたい方や興味のある方、これから挑戦しようという人たちの役に立てば幸いです。
170-0002
東京都豊島区巣鴨2-3-5-3F
Dartscafe DOLLiS
03-5980-7006
灰田裕一郎 ドリー
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