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忍者チェックの真相

THE NINJAこと浅田斉吾プロ。
PDCのステージでプレイするときの特徴のひとつ。
スコアをチェックする時にダーツボード脇のチョーカーボード(手書きのスコア表)を見ずに、一度セットアップを外して右上の大型スクリーンでスコアをチェックするあの動き。
自分は勝手に「忍者チェック」と呼んでます w

多くの選手はチョーカーボードにチラッと目をやってスコアをチェックするのに対し、斉吾プロはスタンスを外し右上に設置された大型スクリーンでスコアを確認します。
大型スクリーンでスコアを確認する選手は他にはまずいません。
そのためにテレビ中継の解説者たちは珍しがって斉吾プロのこの動きに敏感に反応してコメントします。
「おいおい、またスクリーンみるのかよ!」
「見なくてもわかるだろ!ブルだよ、ブル!」
言いたい放題の解説者たちw

スタンスを外し右上を確認する浅田斉吾

日本国内ではスティールをプレイする場合、スコアはチョーカーボードではなくn01というスコアソフトを使います。
なのでスコアはパソコンの画面で見ることがほとんどでボード脇のチョーカーボードを見てプレイすることに多くのプレイヤーが慣れていません。
海外ではホワイトボードや黒板を使ってスティールダーツをするのが一般的。
日本は環境に恵まれすぎているため、チョーカー慣れしていません。

ボードの両側に見える手書きのスコアボードがチョーカーボード  左右で選手ごとに分かれてます

海外の試合ではほとんどがチョーカー制です。
ボードの横にチョーカーと呼ばれる人(たいていは前の試合で負けた人)が立ってスコアを記入するという方式になります。
日本でも早くこのチョーカー制を普及させるべきだと自分は思っています。

右上の上方にあるのがデジタルスコアとテレビ放送が映し出された大型スクリーン

だから斉吾プロもスコアはチョーカーボードで確認せずに、慣れているデジタル表示で見るために右上の大きなスクリーンを見ているのだなと思ってました。

実際、海外の人が書く数字ってめちゃくちゃ見づらいんですよね。
日本人の書く数字とちょっと違う。
チョーカーのスコアを見るのって案外慣れが必要です。

海外の方が書く数字は日本人の書く数字と少し違う!?

参考までに海外の人の数字ってこんな感じです。
このスコアボードはメンサーが9ダーツ出した時のもの(170×2のどえらい出し方ですけど w)
4なんて「え?」って感じです。これでも見やすいほうです w
だからチョーカー見るよりもスクリーンのデジタル表示を見た方がわかりやすいっていうのはよくわかります。

とはいえあまりスマートじゃないし、スタンスやリズムを崩してまでスクリーンを見なくてもって余計な心配してしました。
きっとこれはルーティーンのひとつなのかもしれない!これがひとつのリズムなのだ!
って思ったりしながらいつも忍者チェックを楽しんでました。

ところがです、、、
PDCワールドカップのニュージラーンド戦をみていたら、まさかのチョーカーボードでスコアチェックをしたのです!

これに気づいた人って結構いるんじゃないですかね。
忍者チェックをご存知の方なら「あれ?スクリーンだけじゃなくて、チョーカーも見たよね?」って思ったと思います。

これです。
チョーカーボードを見てますよね、覗き込んでます。

その後もちょいちょい結構チョーカーボードでスコア見てるんですよ。
おお!!SEIGO ASADAもとうとうチョーカーボードを見るようになったのか!!
って感動してました。


そしてこの試合に見事勝利し、アジア勢として初のベスト4進出を果たした斉吾&治樹ペア。
自宅で観戦していてひとりで喜んでいたところに電話が鳴りました。
現地で日本応援団として選手サポートと応援に頑張っているまたろーこと門間太郎氏からでした。

写真奥がカーリー、手前がマタローこと門間太郎氏

「ドリーちゃんやったよ! セイゴとハルキがやってくれたよ!」
電話から現地の興奮が伝わってきます!
そして斉吾プロとも会話させてもらいました。

ドリーさん、斉吾です。
やりましたー!

ベスト4進出おめでとう!!
すごいよーー!!


ここから試合の内容だったり、日本からの応援が心強いということと、それがモチベーションになって強い気持ちになれていることなど試合直後にも関わらず話してくれました。
そしてせっかくだから本人に「忍者チェック」のことを聞いてみました。


斉吾くん、そういえば今日の試合
スコアチェックをスクリーンじゃなくて
チョーカーボードでチェックしてたでしょ?
あれビックリしたよ! どうしたの? 笑

あぁ 笑  アレですか?
実はボクがスクリーンを見てるのは
スコアを確認してるんじゃないんですよ
スコアはいつもチョーカーみてます

ええ!?
嘘でしょ!?
あれスコア見てるんじゃないの?

はい!
ボクがスクリーンを見るのは
刺さっている場所を確認してるんです!

目が良くないので刺さった場所が見えないんですよねぇ
そんな時にスクリーンを見ると刺さっている場所がアップで映ってるので、それを見て確認してます

なるほどスクリーンを見てたのはダーツが刺さった場所を確認してたんだぁ
ってきりスコアを見てるのかと思ってたよぉ

でも刺さった場所ならコーラーに聞けば教えてくれるでしょ?

コーラーに聞けば教えてくれるんですけど英語わからないし、もし聞いたとしても返ってくる英語が聞き取れないことがほとんどなんです

そういえばPDJやPDCに出場した選手たちに「チェック」や「レフト」って聞けばコーラーが答えてくれるよってアドバイスしたけど、実際の試合で「チェック」って聞いてみたもののコーラーの答えてくれる英語がネイティブすぎて全くわからなかったって、みんな言ってたもんなぁ

だから刺さったダーツの場所はコーラーに確認せずに、スクリーンを見て確認するようにしたんです
スコア確認だけならチョーカーボード見てますよ!

さっきの試合でチョーカーを大げさに見ていたのはコーラーがボードに近くてスローする位置からチョーカーボードがよく見えなかったんですよ
なので覗きこむようにして見てたんです

そうだったんだー!
ほとんどの人がスコアの確認をしてると思ってるはずだから、この真実を知ったらみんな「えー!そうだったのー!」ってなると思う 笑

そういうわけで忍者チェックはスコアの確認ではなくて、刺さった場所の確認をするためのチェックだったということが判明しました。
まさかそういう理由だとは思っていなかったのでほんとビックリしました。


よく会話中に視線が右上に行くときは嘘をついてるって話を聞きます。
これが競技などの場合は定期的に視線を右上にもっていくことでリラックスすることができて、実力を発揮するにはとても良いって話を聞いたことがあります(あくまで聞いた話ですけど)
ミクルちゃんもたしか上を見ることで気持ちをリセットしてるって言っていたような、、、

結論
忍者チェックはダブルを入れて上がるための大切なルーティーン!

きっとそのうち解説者たちも「お!忍者チェックだ! これはダブル決めれちまうぞ!」って言うようになりますよ w

以上、忍者チェックの真相でした。

ではでは

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